■ 山小屋[胸突江戸屋]
山小屋での晩御飯はカレーライス。「わーい」と喜んだも束の間・・・「おかわりはありません」と。(-_-;)
人生山小屋3回目、久住と八ヶ岳の山小屋のご飯はもりだくさんだったのに。。
ご飯だけが楽しみの山小屋・・・かなり残念。
男性陣は親子丼を別オーダーする。
ご飯のあとはやることもないので、寝る事に。
寝床は布団だったが、枕が敷きつめられていた。日曜ということもあって、1人で枕2個分のスペースを取れたが、前日だと1人枕1個分だったらしい。仰向けで寝られないじゃない!!
恐るべし、週末の富士山!!( ̄口 ̄∥)
■ 7月30日(月) 8合目山小屋~山頂(約2時間30分)
午前2時起床。午前2時30分出発。そりゃなんて言ってもご来光っしょ!!
日の出は4時40分。8合目という位置を考えると余裕のスタートだ。
と・・・思ったら・・・。
Σ(゚Д゚;エーッ!
頂上までびっしりの行列。ヘッドランプの光がキラキラ山頂まで続いている・・。
ここはディズニーランドなのか。その先にはアトラクションがあるのか・・?
文句を言ってもしょうがないので、とりあえず渋滞の中へ。。
しかし・・・。気温の低い中、あまり動くこともできず、自分は猛烈な寒さと気分の悪さにとうとう山頂目前でしゃがみこんでしまった。
高度障害なんだろうか、頭は痛いし、吐き気はするし、息は苦しい。
でも、だからと言って戻ることも不可能。行くしかない・・。
旦那さんのダウンジャケットを借り、Uさんに酸素をもらい(ありがとう・・)
這うように一歩一歩山頂へ・・。
鳥居をくぐると、富士山山頂神社に到着。
本気で涙が出た・・。
←あと少しで・・・
←雲にかき消され
←頂上へ続く人の波
←山頂の石碑に群がる人々
ご来光は・・・雲にかき消され見ることはできなかった。
だけど、ほんとうに登って良かった。
日本一の山だけあって、達成感もピカイチ。苦しかった分だけうれしさ倍増。
お鉢めぐり、霧で何も見えなかったけど、やり切った感は今までのどの山よりもあった。
山頂から記念の絵葉書を投函し、下山開始。
←剣が峰!!最高地点!
←お鉢めぐり・・吹き飛ぶ~~
■ 山頂~5合目駐車場(約2時間30分)
下山は富士山特有の「砂走り」を使えるので、駆け下りることができた。
「スキーみた~い」と3人でドカドカ走る。
しかし
Uさん、元国体スキー選手、恐ろしく速い。
旦那さん、それに続く。
私・・・ビリっこ。(コラー、置いてくな!)
そのうちヒザが痛くなり、おまけに転倒するわで、最悪。
下山でやっちゃいけない見本をやってしまった(-_-;)反省。
さらに・・
天気の悪さに拍車がかかり、なんと雷雨に。
ヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ
カミナリはすぐ真上で「ど~~ん」
雨は滝のよう。
痛い足に構うこともできず、駆け下りる。「コワイヨ~~~」
無事帰還・・・
ヨカッタ・・・
←雨は滝のよう
辛いこといっぱいあった富士山。天候も最悪だった。
Uさん「おもしろかったけど、景色みたかったなあ」
わたし「また山登りしましょうよ」
Uさん「うーん、宴会つきなら行く」
コンディションは最悪ながら、登山友達1人ゲット。さすが富士山。やるじゃない。
秋に涸沢カールの紅葉を見る約束をとりつけた。
■ 終わってみて
日本一の山だけあって、富士山は雄大だった。
カミナリも日本一だった。高度障害も体験できた。
あらためて自然のパワーはすごいと思った。
たくさんの人の心をとらえて離さないのが頷ける。
いっぱい元気なエネルギーをもらえた。
ただ、普段の山行とはあきらかに印象が違う。
気になったのは、人口物の多さ。
快適にたくさんの人が登ることができるように、トイレは完備、自販機もある。
登山道の標識やロープもいたるところに。
ごみは少ないとは言え、ところどころに落ちている。
山頂はまるで観光地だった。
これらは、人間の都合かしら・・。
自分の登り方含め、本当にいろんな事を思った、山行だった。
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