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あの三角に登ろう~西鎌編~◆槍ヶ岳(4)

 

■ここで人物紹介

     Tくん・・・今回最重量のザックを背負う強者。見た目も重量級だが、意外に女子に優しかったりする。みんなが「まずい」と言ったキウイのドライフルーツを1人で完食!

 

     Sちゃん・・・私たちの結婚式で酔っ払い「なんでTに山登りをススメたんだ~」とうちの旦那さんに絡んだエピソード有。最初は気が重そうだったのに、最近はすすんで山行に参加。ノリノリのお姉さん。

 

     Hくん・・・登山2回目にして槍ヶ岳登頂し、「こんな俺、カッコイイだろ」と豪語。初心者ながら、装備は一級品。さらに5人の中で一番元気でみんなを驚かせる。

 

こんな5人。まるでサークルのような登山グループ。

しかしながら5人とも登山歴1年未満と試行錯誤の山行だ。

 

     8月12日(日)快晴 槍ヶ岳~双六小屋

 

さて、槍ヶ岳を登ってしまい、時間は午後1時。

今からどうする?西鎌尾根を通って、双六まで行くか。

 

Hくん「双六まで行けるか?」

Tくん「行けるだろう」

Sちゃん「行ける行ける♪」

旦那「こんな風の強いところでテント張りたくないし、双六には夕方つけるだろ」

わたし「・・・」

 

「chocoちゃん無理なの?」と周りから。

だって・・・

飛騨沢登ってけっこう疲れたもん。

今から4時間歩くなんて自信ないわ・・。

しかも西鎌って途中に小屋がないじゃん。

 

しかし

 

残りの4人は行く気満々。ここで自分が反対したところで、無理でしょう・・(>_<)

「行くよ・・・」と私。

ということで、西鎌尾根を渡ることに。

 

槍の勇姿に別れをつげ、千丈沢乗越にむけて下りはじめる。ガラガラした足場で思うようにスピードがでない。

20070818225251.jpg←双六へ向けて出発!

20070818225242.jpg←歩きにくいぞ!

 

 

ここで、槍にむけて歩いてきた1人のおばさんと話す。

「双六までどのくらいかかりますか」

「3・4時間あれば大丈夫よ」

だったら、5時にはつけるはず。

ただ、このとき私たちは重要な事に気づいていなかった。

おばさんは単独行だったのだ。だから4時間でもいけるのだ。

私たちは5人いる。

誰かが「休憩したい」と言えば、そこで時間がかかるということに気づいていない。

しかも、午前中に飛騨沢で疲れた足だ。絶対に時間がかかるはずなのだ。

 

実際、その時間から西鎌を渡る人はほとんどいなかった。

双六小屋はよく見えないし、次第に私たちに不安が広がる。

足はだんだん棒のようになってきた。

「疲れた・・」

「長い・・」

「まだ・・」

とマイナス発言が出まくる。

 

20070818225300.jpg←雲に隠れ始める槍。私たちの不安をあおる。

 
 

そんな気分を吹き飛ばそうと、楽しいことをつとめて考える。

「双六小屋では生ビールが飲めるんだって!!」 (←みいさん情報)

「生ビール♪生ビール♪」と唱えながら歩く。まるでインチキ修験者のよう。

 

ついに、SちゃんとTくんが遅れ始める。優しいTくんはSちゃんの荷物を持ってあげている。

 

「先に行っててくれ」

 

とうとう、グループはわたし・旦那さん・Hくんの3人とTくん・Sちゃんの2グループに分かれることに。

 

ここで優しかったのがHくん。

「あいつら水、足りるかな、置いていってあげようかな」と涙の出るような発言。

Hくん株急上昇。私と旦那さんの間で(笑)

 

そんなつらい状況の中、西鎌のお花たちは私を励ましてくれた。

さらにライチョウを初めて見ることができ、疲れも吹き飛んだ。

 

20070818225406.jpg←イワギキョウ

 

20070818225421.jpg←チングルマ

 20070818225351.jpg←ライチョウ、初めて見た!


 


西鎌尾根、双六に近づくにつれ小ピークのアップダウンが続く。樅沢岳を越えれば双六小屋はすぐそこ、とわかっていたので、「これが樅沢岳だよ!!」と期待し、そして裏切られ、(T_T)進むことに。


“裏切りの尾根”・・・私はそう名づけたい。

 

20070818225316.jpg←樅沢岳もどき!!

 

気づけば時間は午後5時30分。太陽もだいぶ傾いてきている。

そんな中、やっと樅沢岳に登頂。

 

20070818225309.jpg←本物!!

 

双六小屋を見たときは涙が出そうになった。

 

 20070818225335.jpg←西鎌のオアシス、双六小屋!

「生還できたあ・・・」

到着午後6時すぎ。なんと槍から6時間かかる。本当に疲れた。

疲れを癒す生ビールを飲む暇もなく、急いでテントを張り、遅れたTくんとSちゃんが着いたあと、山小屋の軽食で夕ご飯とする。

買った缶ビールはぬるくてがっかりだが、安堵感が私たちに広がった。

「chocoちゃんのブログは“てくてく★山登り新聞”じゃなくて、“くたくた★山登り新聞”にする必要があるね」

そんな冗談も飛び出すほど。(^_^.)

 

もう日が落ちたよ。とりあえず、今日はおしまいだね。

おやすみなさい・・・。
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非公開コメント

こんにちは!
ウーン夏山満喫してますね~。
初めてのテン泊で槍縦走とは恐れ入りました。

西鎌尾根はアップダウンがあって疲れた体には辛いんだよね。双六小屋が見えた時の感情がよーくわかります。^^)
さぞかしほっとしたことでしょう。

北アルプス行きたくなりました!v-278

>こじろうさん

こんにちは。訪問ありがとうございます♪
そうなんです、西鎌尾根、つらかった~~(T_T)
今まで登ってきた中で一番きつかった一日かもしれません。
北アルプス、最高だったんですけど、
スケジューリングは慎重に・・・ですね。
いい反省材料です。

こんにちは~!
西鎌尾根、頑張りましたね!
エライ、エライ( ^o^)\(^-^ )ナデナテ"

花、、、、
そして雷鳥、
ヘトヘトになった時、
本当に癒して力を与えてくれますよね~


それにしても、
双六小屋のテント場いっぱいですね~
人気あるんだなぁ、、、、
chocoのレポで、
ぜひ行ってみたいテント場のひとつ
になりましたよv-221

chocoさんが抜けちゃってました~!
ごめんなさいv-436

>ひろさん

こんばんは。いつもありがとうございます。
呼捨て、全然大丈夫です。追記の書き込みがおもしろかった!

双六のテント場はとっても広いです。
横が池になっていて、眺めもいいんですよね。
ただ、広すぎて、トイレが遠い。。
景色もいいし、ぜひチャレンジで行ってみて下さい。

ライチョウが見えたときはあんなにクタクタだったのにダッシュできましたよ(笑)
西鎌のアイドルでしたね。

槍縦走完歩おめでとうございます。
なんかうらやましいよう。
ぼくもずいぶん前に槍から西鎌下って双六行ったんだけど、なぜか双六池の水をガブガブ飲んだ記憶があります。なんでやろ?
そのあと水晶、鷲羽、雲の平、赤木沢、薬師に行きました。この辺、最高です。
いつか必ず行ってくださいね。

>なまずさん

訪問ありがとうございます~。うれしいです。
双六イケ??の水をガガブガブ??(笑)
お腹いたくならなかったんですか~~
おもしろいですね。^^

水晶から~~薬師・・。
ホントうらやましいです。憧れの地です。
眺めてたらヨダレ出ました(笑)
いつになったら行けるのやら・・。

ブログありましたら、ぜひ教えてください。
遊びにいきまーす。
プロフィール

choco

Author:choco
名古屋在住です。
2006年ごろから山にハマり、毎週末遠征をしていましたが出産とともに終了。最近は7歳・4歳の子どもと一緒に登ってます。
親子登山の話題がメインになります♪
よかったらお気軽にリンク・コメントしてください。

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